春の高気圧

5/12・13と気持ちよく晴れたおかげで山の上じゃとっても素敵な景色が広がってたみたい。
たとえば穂高岳山荘→晴れ!@ぼちぼちいこか
特に5/12は空から日本を見ても見事な色鮮やかさ。
vis_20160512-1200~ひまわり8号リアルタイムウェブ~
でも、悲しいかなぼくは平地から富士山を眺めるのみ。
久しぶりに3000mの空気が吸いたいです・・・。

そんな泣き言はおいといて、今回は“高気圧”の話。

5/11から5/14まで12時の天気図を並べたのがこちら。
今回の素敵な天気をくれたのは赤矢印の高気圧です。

spas_20160511-13
spas_20160512-12
spas_20160513-12
spas_20160514-12

高気圧の脇に書いてある「35km/h」は高気圧の移動速度。
こうやってどんどん動いてく高気圧は「移動性高気圧」と呼ばれます。

春と秋は高気圧と低気圧が交互に通り過ぎ、あわせて天気が周期的に変わる季節。
高気圧がくると天気はいいし、低気圧がくると天気が悪い、というのは常識レベルの話。
でも、高気圧は下降気流、低気圧は上昇気流、となるとちょっと怪しい人も多いはず。
さらに、基本的に上空の空気は澄んでる(チリや水蒸気が少ない)、地面近くの空気は濁ってる(チリや水蒸気が多い)という知識を加えると今回のスッキリ景色の理由が見えてくる。

足早に低気圧と高気圧が駆け抜けるこの季節は上昇気流と下降気流のメリハリも大きく、高気圧がくるとググッと上空の綺麗な空気を低いところまで引きずり降ろしてくれる。
そしてその綺麗な空気の中に入ると、今回みたいな遠くまでクッキリ!な景色に出会えるわけ。

ある程度の高さの山に登ったときに『遠くの山々はスッキリ!でも下界はモヤモヤしてる…』な景色に会った事がある人も多いんじゃないでしょうか。
それはせっせと登ったことで地面近くの濁った空気の中から上空の澄んだ空気の中に抜け出したことによる変化だったりします。

いっぽう、夏の高気圧はこんな感じ。
spas_20150806-12

高気圧の脇に「ほとんど停滞」と書いてあるように、夏の高気圧(太平洋高気圧)あまり動かない。
高気圧/低気圧の変化がないので下降気流の勢いは弱く、晴れてはいてもモヤモヤっとした空気に覆われてます。

春は天気の変化が早くてタイミングよく好天を捕まえるのが難しい時期だけど、予想天気図で移動性高気圧がど~んと目的地の上に乗っかってる場合は絶景を期待して登ってみてください。天気図@気象庁
ただし、春の好天の前後には悪天がもれなくセット。
くれぐれもご注意を!


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