山のお供、地図いろいろ

山に登るとき、どんな地図を持ってきますか?
ぼくは
①Webで拾ったハイキングマップ(手抜き)
Googleマップ(地形表示)(周囲も含めてざっくり地形把握)
③山と高原地図(ド定番)
ヤマタイム@ヤマケイオンライン(地形図+ルートならベスト?)
電子地形図25000オンライン(好きな範囲の地形図をPDF購入)
といったラインナップでそれぞれ単品だったり組み合わせたり。
普段は①~④、歩きながらしっかり地形を判断したい積雪期とかは⑤も、といった感じです。

そして、家で印刷orコンビニでコピーしてから100円ショップのB4クリアフィルムに入れれば簡易防水地図のできあがり。
ポケットにはこれを、ザックには山と高原地図を。
手軽に見れるコンパクトさ、耐久性、コストあたりを考えてこんなやり方に落ち着きました。

そして今回、上記のヤマタイムの地図がセブンイレブンのプリンタで「ヤマタイムマップ」として280円で購入&印刷できるようになったそうです。

コンビニで手軽に購入できる登山地図『ヤマタイムマップ』、 いよいよセブン‐イレブンで販売開始

ファミマでも買えるみたいだし、地図持ってくるの忘れたー!な時に役に立ちそうな予感。

そんなうっかりな時があれば思い出してみてください。
くれぐれも「まあいっか」で地図ナシのまま山に突入しないようにしましょ。

でも、最寄りのコンビニがローソンだったときは…己の不運を嘆くしかない??

春の高気圧

5/12・13と気持ちよく晴れたおかげで山の上じゃとっても素敵な景色が広がってたみたい。
たとえば穂高岳山荘→晴れ!@ぼちぼちいこか
特に5/12は空から日本を見ても見事な色鮮やかさ。
vis_20160512-1200~ひまわり8号リアルタイムウェブ~
でも、悲しいかなぼくは平地から富士山を眺めるのみ。
久しぶりに3000mの空気が吸いたいです・・・。

そんな泣き言はおいといて、今回は“高気圧”の話。

5/11から5/14まで12時の天気図を並べたのがこちら。
今回の素敵な天気をくれたのは赤矢印の高気圧です。

spas_20160511-13
spas_20160512-12
spas_20160513-12
spas_20160514-12

高気圧の脇に書いてある「35km/h」は高気圧の移動速度。
こうやってどんどん動いてく高気圧は「移動性高気圧」と呼ばれます。

春と秋は高気圧と低気圧が交互に通り過ぎ、あわせて天気が周期的に変わる季節。
高気圧がくると天気はいいし、低気圧がくると天気が悪い、というのは常識レベルの話。
でも、高気圧は下降気流、低気圧は上昇気流、となるとちょっと怪しい人も多いはず。
さらに、基本的に上空の空気は澄んでる(チリや水蒸気が少ない)、地面近くの空気は濁ってる(チリや水蒸気が多い)という知識を加えると今回のスッキリ景色の理由が見えてくる。

足早に低気圧と高気圧が駆け抜けるこの季節は上昇気流と下降気流のメリハリも大きく、高気圧がくるとググッと上空の綺麗な空気を低いところまで引きずり降ろしてくれる。
そしてその綺麗な空気の中に入ると、今回みたいな遠くまでクッキリ!な景色に出会えるわけ。

ある程度の高さの山に登ったときに『遠くの山々はスッキリ!でも下界はモヤモヤしてる…』な景色に会った事がある人も多いんじゃないでしょうか。
それはせっせと登ったことで地面近くの濁った空気の中から上空の澄んだ空気の中に抜け出したことによる変化だったりします。

いっぽう、夏の高気圧はこんな感じ。
spas_20150806-12

高気圧の脇に「ほとんど停滞」と書いてあるように、夏の高気圧(太平洋高気圧)あまり動かない。
高気圧/低気圧の変化がないので下降気流の勢いは弱く、晴れてはいてもモヤモヤっとした空気に覆われてます。

春は天気の変化が早くてタイミングよく好天を捕まえるのが難しい時期だけど、予想天気図で移動性高気圧がど~んと目的地の上に乗っかってる場合は絶景を期待して登ってみてください。天気図@気象庁
ただし、春の好天の前後には悪天がもれなくセット。
くれぐれもご注意を!

火山登山者向けの情報@気象庁 の注意点

新潟焼山がごく小規模な噴火をしてたみたい。新潟焼山「ごく小規模な噴火発生のもよう」気象庁@NHK
さすがに焼山を登山対象として見る人には「焼山が火山だと知らなかった」って人はいないですよね、たぶん。

ただ、人でにぎわうようなメジャーな山だと火山なのかどうかを意識せずに登ってる人も多いはず。
登る山を決めたら地図&ルートだけでなく、そもそもどんな山なのかwikipediaあたりでサラッと調べてみるのがオススメです。
たとえば焼山だとこんな感じ。新潟焼山@wikipedia
このネタを書いてる時点ですでに冒頭の噴火ネタが反映されてるとこが凄すぎる。

火山に登る前にチェックしたい情報として頭に浮かぶ(浮かべてほしい)のが、気象庁が発表している火山に関するもろもろの情報。
御嶽山の事故を受けてトップページに火山登山者向けの情報提供ページなんて物ができてます。

・・・ただし。

更新が迅速極まりないwikipediaに比べて、情けないのが火山登山者情報@気象庁の更新の遅さ。
新潟焼山の活動状況を見ても、今回の噴火についての情報は未掲載。(5/6 23時時点)
それどころか、4月末の樽前山@北海道の火山性微動&わずかな地殻変動の情報すらまだ載ってないという有様。樽前山の活動状況

いろんな火山の最新情報をまとめた各火山の活動状況には本当の最新情報が載ってるけど、残念ながら火山登山者向け情報の“最新情報”は最新でないのが現状のようです・・・。
それでいいのか気象庁。(絶対よくない)

とりあえず、今は気象庁が発表する火山に関する最新情報は各火山の活動状況からチェックする必要があるのでご注意を。

この記事を取り消せる日が早く来ることを願います。

春は砂の季節

春のイヤな風物詩といえば、花粉と黄砂(ぼくにとってはですが)。
花粉の方はだいぶ落ちついてきたみたいだけど、黄砂はまだまだハイシーズン。
今日の衛星画像を見ると、大陸に怪しい茶色い影が・・・(赤丸のとこ)。
vis_201605051500衛星画像@気象庁

大陸で発生・発達した低気圧が砂漠の砂を巻き上げ、はるばる日本まで風で流されてきたものが黄砂。
今回も天気図を見ると、大陸の低気圧(赤丸)が黄砂を巻き上げているのがよくわかります。
spas_20160505-1500天気図@気象庁

巻き上げられた砂は風にのって流れてくるのでいつどこに来るかはある程度予測ができ、気象庁も予測を公開してます。黄砂情報(予測図)

一番難しいのは最初の「どのくらい巻き上がるか」の部分で、巻き上がってしまえばそれなりの精度があるので黄砂が気になる人はちょくちょくチェックしてみてください。

ちなみに今回は、7日あたりに広く日本に届く、かも。といった予想。
お天気としては、7日は日中に寒冷前線が通過して広い範囲で雨、その後は次第に天気が回復する予想。
7日の午後、晴れてきたのになんか空がすっきりしないなぁ、なんてことがあればそれは黄砂かもしれません。
sand-for_201605071500
fsas_20160507-0900