事故防止には想像力(20170507支笏湖ボート事故)

5/7に北海道の湖で釣りをしてた2人が死亡したっていうこちらのニュース。
北海道 支笏湖で不明男性2人見つかり死亡確認@NHKニュース

大きなポイントはこの3つ。
・支笏湖で手こぎ式のゴムボートで釣りをしてた
・風が強くなって岸(湖の南西端)に戻れなくなった
・翌日に風下側の沖合&岸の近くで発見、死亡確認

とりあえず場所の確認。支笏湖ってこんなとこ。
札幌や千歳から車で30分くらい、直径7kmくらいある大きなカルデラ湖。水は綺麗だし、釣りはできるし、温泉もあるし、周りの恵庭岳や風不死岳(ふっぷし)、樽前山は山としてもなかなか素敵で色んな面で人気のあるエリア。
地理的には少し内陸だけど、風の吹きやすい場になると割と吹き抜けやすい場所だったりします。今回は南西側からボートで出て、西風に押されて戻れなくなった事例。

幅広で風の影響を受けやすいゴムボート、しかも推進力は手こぎと弱いため風は本当に天敵。

そして、事故の起きた5/7の天気図がこちら。
見るからに西風が吹きやすそうな気圧配置です…。

支笏湖の東岸にあるアメダスじゃ平均風はそこまでの値じゃないけど、瞬間風速は10m/s台半ばとぼちぼちの値。周辺のアメダスも含めて見ると、早朝に比べて昼にはかなり風が強くなってるのがよくわかります。

水遊びといえば昔ウィンドサーフィンをかじってたことがあったけど、初心者にとって「風に流されて岸に戻れないかも」というのは相当なプレッシャー。
遊ぶときはどっちから風が吹くのか、途中で風向きが変わったり強まったりしないのか、ということを常に意識してました。

船も風に対する意識は非常に重要。
前日の予想天気図&天気予報を見て、西風がふきやすいことに危険を感じることさえできてれば防げた事故だったんじゃないかな…、というのが素直な感想です。

外遊びをするときは自分たちがどんな遊びを計画してて、どんな気象条件に注意が必要なのかちゃんと意識しておくのは本当に大切。

海や湖なら風&波、川なら上流も含めて雨による増水、山は逃げ場の有無も含めてルート&天気を総合的に想像しておく必要あり。

想像力と自然への謙虚な気持ちを忘れず事故のないアウトドアライフを送りたいものです…。


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