梅雨の天気予報との付き合い方

天気予報の担当をしてると、外れたときはなぜ外れたのか、何を見落としてたのか反省&復習する日々です。
特にこの梅雨の季節は顔を上げて歩けないレベルの外しっぷりもしばしば…。
今回はなぜ梅雨時の天気予報が外れやすいか、天気予報とどう付き合えばいいかについてのお話しです。(言い訳だなんて言わないでっ!!)

偏西風が支配する日本周辺では天気が西から変わるのがいつもの状態。
地球全体を見渡すくらいのスケールで考えると、日々の天気の変化は地球を伝わる大きな『波』が主役のひとつ。
地球を北極側から眺めた(上空の)天気図がこちらです。
auxn_20160415-12

北極から外側(南)に張り出してるところが、天気予報でしばしば登場する「寒気を伴った気圧の谷」になります。
ゆっくりと東(この天気図だと半時計回り)に流れるこの巨大な波の影響が大きい春や秋の「周期的に変わる天気」は比較的予想しやすい現象です。

問題なのが、この『波』の影響がぼんやりしてしてくる梅雨の季節。
春と夏の空気が日本付近で押し合いをして湿り気たっぷりの停滞前線(梅雨前線)を作る一方、メリハリを作ってくれるはずの『波』はあまりやる気なし。
さらに、『波』に伴う低気圧なら雨や風のタイミングが遅い早い・強い弱いくらいのズレで済むところが、停滞前線だと位置が少し南北にズレると全国的に天気が大きく外れるのが恐ろしいところ。
正直なところ、メリハリが弱い状況で少し先の予報を当てるのは至難の業です。

そこで参考にしてほしいのが週間予報@気象庁の「信頼度」。
「この日の予報はこのくらい自信がありますよ」を表してるもので、自信ありから順番にABCの3段階。
全国的にCが並んでる時はメリハリが弱く予報が難しい(=変わったり外れたりしやすい)ことを、逆にAが多いときは予報が当たりやすいことを意味します。
ちなみに今日の週間予報はこんな感じ、矢印のとこが信頼度です。
まさに梅雨まっさかり、自信の無さがありありと感じられる予報になっています・・・。
week-forecast_20160618-11

今のところ梅雨時に予報が外れやすいのは予報技術の限界としか言いようがなく、誰もピタッと当てることはできません。
週間予報の信頼度が低い時はインドア行動も含めて色々なプランを用意しておいて、直前の予報でどうするか最終判断するしかないと思います。

ひとつ救いがあるとすれば、予報が難しくメリハリが弱いときは、大荒れの天気になる確率は低いってこと。
たまには雨に降られるのも織り込んで、近くの半日お手軽コースでしっとりした山を楽しむのもいいかもしれません。


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