秋の日はつるべ落とし ※特に山の中!

10月になって高山帯は紅葉の真っ盛り。この連休も各地の山好きが秋を満喫してるみたいですね。
秋の青空と鮮やかな紅葉のコラボ、これぞ四季のある日本の山の特権!
そんな景色を拝めた人が本当にうらやましい!
ぼくはというと、なんでこんな天気の日に仕事をしてるんだろうと悲しくなる時間を過ごしてます・・・。

そんな愚痴はさておいて。

秋分の日を過ぎて、日の出の遅さと日没の早さを日々実感するこの季節。
平地はもちろん、山でも下山時に思った以上の暗さにびっくりする事もあるかと。

日の出の遅さと日没の早さ、そして昼時間の短さはテレビ等でもよく取り上げられて目にすることは多いけど、山に登る上でもうひとつ重要な要素が。
それは、太陽を見上げる角度である“太陽高度”。

夏は真上(に近い角度)からジリジリと、秋から冬にかけてどんどん低い角度になって弱々しい日差しになるのはよく実感してると思います。
この低い太陽角度が山の中でどんな影響があるか。

まずは平地での変化を確認。
太陽高度@KEISANから長野県大町の8~12月の各月1日の太陽の方位角&高度をグラフにしたのがこちら。 
太陽高度0度が地表面にあたり、薄茶エリアから上に出たところが日の出、入ったところが日の入りになります。

夏には早い時間から出て高くまで昇り、遅い時間に沈む。季節が進むにつれて日の出は遅くなり、高度も低くなり、早い時間に沈む。
当たり前のことではあるけど、夏から冬にかけて太陽の動きは劇的に変化していきます。

そして、ここで自分のいる場所を再確認。

上のグラフはあくまでも平地で、地平線が広がる状況での変化ってこと。
山の中にいるとき、山の近くにいるときに水平線が見渡せるなんてことはそうそうない。太陽が山の向こう側にしずむなんてことはよくあるし、谷沿いの登山道を歩くときなんて本当に空が狭くなります。

それじゃ、例えば山の稜線が見上げて20度の角度にど~んと広がってるとどうなるかがコチラ。
もちろん1日中太陽のある方角に山があるなんてことはないけど、ある時間に太陽がどのくらい稜線から出てるかをイメージしてもらえばいいかと。

長々と上から照らされる夏にくらべ、劇的に太陽を拝める時間が短くなる秋~冬。
太陽高度が低いとそれだけ山に隠れる影響が大きく、平地以上にがっつりと昼の時間が削られることがわかります。
しかも、紅葉の季節ってことは、まだ木々には葉っぱがいっぱい付いてるってこと。
早々に山影に立ち去る太陽と合わさって、秋の夕方の山道は本当に暗くなります。

こまめな地図の確認で道に迷わないように心がけるのはもちろん、日帰りでもヘッドライトと防寒着を1枚余分に持って行くのはお忘れなく。帽子や手袋もザックに押し込んだってそんなに場所はとりません。

最悪暗くなって道に迷ったとしたら、よく分からないまま歩き回るのは深刻さを増やすだけ。腹を括って一晩ビパークしちゃって、明るくなってからルートを探す方が安全です。
1~2食分の予備食、飲み物、防寒着、レスキューシートくらいの装備があって雨さえ降らなけりゃ1晩でどうこうなるのはまず無いはずなので。

レスキューシートは安くてかさばらないけど効果は絶大な非常グッズ。使い捨てと割り切って安いのを買っとくのもいいし、少しだけ高くなるけど繰り返し使えるタイプにしとくとくるまりながら景色をながめたり、シュラフの上にかけて防寒力アップさせたりと色々役に立つんでオススメです。


そんなに収納サイズは変わらないから大は小を兼ねる方式で2人用もありかと。


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