気合の入った寒気が流れ込んで冬らしい冬になってる今シーズン。
全国的に冬の嵐になってる中、富山ではちょっと見慣れないタイトルの気象情報が発表。
この『顕著な大雪に関する気象情報』、運用が始まったのはごく最近で2019-2020シーズンの冬から。
その時の報道発表資料(の一部)がこちら。
新しい雪の情報の提供を開始します(2019/11/13)@気象庁より
きっかけは2017-2018シーズンの当たり年、いわゆる平成30年豪雪。
※気象庁の命名災害にはなってないです
その中でインパクトが大きかったのが福井県を走る国道8号線で起きた車両1500台、期間2日を超える立往生。
概要は国交省の資料でいいの見つけました。
冬期道路交通確保対策検討委員会@国土交通省の配布資料「国道8号での対応について」より
こういった短期間の大量降雪による交通マヒへの注意をもっと呼びかけにゃいかん!ってことで登場したのが今回の『顕著な大雪に関する気象情報』。
短い時間でドバドバ降ってるよ!交通麻痺に気をつけて!ってな情報です。
運用が始まったけど2019-2020シーズンは生ぬるい冬で活躍の機会なし。
(…だったと思う。日本にいなかったから自信なし。)
今回は見事に冬らしい冬の中での大雪ってことでデビュー戦(だよね??)を迎えたわけです。
数時間で数十cmって基準はぱっと見大したこと無いようにも見えるけど、一度交通が詰まると早く対応しないと状況はどんどん悪化する。
そのことに対する注意喚起をするための基準。
別建ての情報ではなく既存の府県気象情報の中での運用だけど、情報の意味合いとしては記録的短時間大雨情報に近い雰囲気。
いままさにヤバい雨/雪が降ってますよ!ってタイプの情報です。
記録雨と似てるとこもあるけど、最大の違いはこの大雪情報の場合は家にいる人はどうこうする必要ないってこと。
冬の荒天が予想されてるときはなるべく動かない。
動くとしたら立ち往生の可能性も考えて準備は念入りに。
そんな事前の対応が重要なのは何も変わんないです。
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