天気図の「低」はなに?

いきなりクイズ。
昨日(7/22)の18時と21時の天気図で大きく変わったのはどこでしょう?

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正解は…太平洋にある「低」が「熱低」になりました!
(その上の小さな「低」も消えたけど、こっちは重要じゃないんでスルーで)

それでは続いて第2問。
「低」が「熱低」に変わった、その意味は?

えーと、「低」は普通の低気圧(温帯低気圧)、「熱低」 は熱帯低気圧だから…低気圧が熱帯低気圧に変わった!

と思った人がひとりでもいてくれれば今回のネタを書いた意味ありです。

18時の「低」をよく見ると、低気圧にはあるはずの何かが足りません。
それは、低気圧の中心を示す「×」です。

今回の「低」、実は低気圧ではなく「低圧部」を示すマークでした。
周りに比べて気圧が低いし雲もしっかりある。でも中心がハッキリしない…な時に登場するのが低圧部。
見分けるポイントは中心「×」があるかどうかです。

というわけで、今回のクイズの正解は
「モヤモヤしてた低圧部の中心がハッキリして熱帯低気圧としてリニューアルした」
でした。

この熱帯低気圧、この先さらに発達して明日朝には台風になるかもという予報も出てきました。 台風情報@気象庁

もし台風になったとしてもまず日本に影響はない場所なので、安心して中心がどこか探してみてください。
発達初期の熱帯低気圧や台風の中心を決めるのは結構難しい作業です…。
気象庁の衛生画像だとかなり端っこ。
じっくり眺めるにはひまわりリアルタイムWebからどうぞ。
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