梅雨前線がなくても梅雨?

今日(7/18)九州~東海地方が一気に梅雨明けしたということでまずは天気図衛星画像をチェック。
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梅雨前線は大陸~東シナ海までのみで日本付近からは姿を消し、西日本は広く好天になってます。
今日の中部山岳エリアは本当に天気がよかっただろうなと思うと羨ましいこと羨ましいこと…。
それはともかく、大陸の方に残っている梅雨前線も今後そんなに悪さをすることはなさそうということで西日本は梅雨明けになりました。

「梅雨前線がいなくなったなら関東も一緒に梅雨明けでいいじゃん」と言いたくなるけど、関東の梅雨明けはもう少しおあずけになりそう。
なぜかというと、気象庁は梅雨を「晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる現象、またはその期間」と定義してて、そこに梅雨前線は必須じゃないってのがポイント。予報用語@気象庁より
関東の週間予報を見ると、今週は曇り主体、そして気温も控えめになってます。
その理由は予想天気図の中に。

fsas48_20160720-09明後日(7/20)は日本海に高気圧が進んで関東は高気圧の南の縁に位置する形で、これは北から湿った空気が流れ込んで天気がスッキリしないことが多いパターン。
さらにこの後にはひんやり&しっとりな空気を溜め込んだオホーツク海高気圧(青矢印)が南にせり出す予想もあって、「もうしばらく曇りの日が多く現れる状態が続きそう」というわけで梅雨明けは見送りになりました。

ただし、このオホーツク海高気圧の影響は東北地方の太平洋側~関東平野が中心で、長野や山梨といった標高の高いエリアへの影響は限定的。
中部山岳エリアはこれですっかり夏シーズンといってよさそうです。
(こちらも参考⇒オホーツク海高気圧と山の天気

これからの夏の山で怖いのは、やっぱり雷。
積乱雲がいつどこで発生するのかを精度よく予想外するのは気象の専門家でも非常に難しい上、もっとボンヤリした“発生しやすさ”の判断も地上天気図だけでは厳しいのが悩ましいところ。
まずは“山の行動は早め早め”の鉄則を守ること。
特にテレビやラジオの天気予報で「上空の寒気」「大気が不安定」といったキーワードが出てくるときは、できるだけ午前で行動を完了するか、いざ雷に遭遇したときの非難場所・行動を意識するように気をつけてください。


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