先月7/7に運用が始まった新しい気象衛星ひまわり8号、コイツの売りは『高解像度・高頻度・多チャンネル』の3本柱。
テレビの天気予報でも高頻度撮影の動画が流れたのを見た人も多いと思います。
そしてこの高解像度&高頻度の威力を最大限に高めるべく、新しいひまわりでは『機動(領域)観測』という新技を手に入れました!
今までは「地球全体」「北半球」といった感じにあらかじめ決まった領域の画像を撮るだけだったけど、機動観測は範囲を自由に動かしながらそこだけ高頻度で観測するってなスゴ技です。
このスゴ技で台風の中心を追いかけながら2.5分間隔で撮った台風13号の動画がこちら。
2015年台風13号の台風高頻度観測@デジタル台風
最初はバラバラだった積乱雲が次第に塊になり、だんだん回りながら眼がクッキリしたイケメン台風に成長する様子を猛烈な鮮やかさで見ることができます。
凄いぞひまわり8号!
ありがとうNICT&デジタル台風!
台風の進路予想が難しい(予想が外れることも多い・・・)のはよく知られた話だけど、どれだけ発達するかの予想も結構難しかったりします。
なかなか発達しないな~と思ったら急に発達したりすることもしばしば。
そのメカニズムは分かってないことも多いけど、この鮮明な映像にその謎を解く鍵がいっぱい写ってるのかも?って気もしてきます。
成果が台風予報の精度向上って形で現れるのはもう少し先な気がするけど、たまには難しいことは忘れて台風が成長する姿をぼ~っと眺めるのも悪くないかと。
合わせて↓で地球全体を眺めるのもなかなかオススメです。
ひまわり8号リアルタイムWeb@NICT
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