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2016年の初モノ(雪と…台風?)

あまり冬っぽくない今シーズンですが、今日(1/12)は東京で初雪となりました。(NHKニュース
冬の関東はなかなか「気温が低い×降水がある」の条件を同時にクリアしにくく、雪の遅い早いはかなり偶発性の高いイベントです。
雪が降るか降らないかだけでも難しいのに、さらにどのくらい降るか&積もるかの予想は猛烈に難しく、しかも世の中への影響はかなり大!
そんなわけで冬に南岸低気圧がくると関東エリアの予報担当者はドキドキしながら資料と実況をにらみつけることになります。
今回みたいに明らかに降水が少ない場合は、どんなに悪くても雪が舞う程度なのであまり心配することはありませんが。
(初回は“初雪”になるので緊張感5割増)

もうひとつ気になる2016年の“初モノ”が台風。
ここ数日、太平洋のド真ん中にいるハリケーン“パリ”がどこに行こうかフラフラする状態が続いてます。
日本の天気図衛星画像の端っこにもその姿がチラリと(下図中、赤丸)。
ASAS-20160112-0900
IR_20160112-0900

台風とハリケーンどちらも“発達した熱帯低気圧”で、気象現象としてはまっく同じもの。
場所が変われば名前が変わる、それだけの話です。

ただし、名前と共にその台風/ハリケーンの担当者が変わるというのも重要な点。
北太平洋のうち東側(西経域)はハリケーンとしてハワイにあるアメリカの気象局(CPHC)が担当、西側(東経域)は台風として日本の気象庁が担当しています。
そしてハリケーン“パリ”の現在の位置は西経170度よりちょっと西側。
もう少し西に進んで西経180度=東経180度のラインを跨ぐとハリケーンから台風に看板を架け替え、日本の気象庁のお仕事になります。

最新の予報ではゆっくりと、本当にゆっくりと西に進む(かも)といった状況。
近いうちに台風第1号ができました!というニュースがあるとすればコイツですが…無いかなぁ。

hurri-forecast_20160111-1700

2015年12月の天候

いまさら感たっぷりだけどあけましておめでとうございますm(__)m
今年こそは思ったことを吐き出しまくるべく頑張ります!

今年の初詣は新潟の小ぶりな名峰、弥彦山の山頂でしてきました。
新潟エリアですら悲しいまでの雪の少なさだけど、標高634m(スカイツリーと一緒!)の8合目あたりからはさすがに雪道歩き。
軽くではあったけど初の元旦登山ってことで幸先のいいスタートになりました♪

そんな暖冬感たっぷりな正月明けの1/4には、気象庁による月頭の恒例イベントである前月の天候が出てます。(今回は2015/12が対象)

どんな12月だったかというと、肌感覚通り『やたらあったかかった12月』のヒトコトに尽きます。
東日本ではなんと統計開始(1946年)以降、一番暖かい12月だったとか。そりゃ雪も無いわけだ(涙)
temp201510-12

これは来るぞ!と期待してた今週末の寒気も次第にトーンダウン。
最新の1ヶ月予報でも相変わらず冬将軍はやる気なし。
冬型にはなるけどあまり長続きしないため、平年よりも気温高め&雪少なめになる予想となってます。
もはや今年の冬はこんなもんだと諦めたほうがいいのかもしれません・・・

20151220日光白根山

黒岳滑落事故の話を先にしちゃったけど、12/20に今シーズン初の冬山として日光白根山に行ってきました。
冬型気圧配置が終わってから移動高気圧にどっかり覆われたベストなタイミング。
太陽に輝く木々、雪面に刻まれた複雑な紋様、青空・雪・岩の見事なコラボレーションなどなど。
ちょっと寒さに凍えつつ冬山ならではの美しさを満喫してきました。
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山も四季それぞれの良さがあるけど、冬が来るたびにやっぱり冬が好きだなぁと思わずにはいられない。
もちろんその代償として冬山特有の危険も多くあるわけだけど、自分のレベルに合った山を選んで、しっかり冬山の準備して、天気の悪い日は避けて、心身の余裕と緊張感をうまく持ち合わせて。
そんな当たり前のことをしっかりしとけば『冬山なんてとんでもない!』ってほど危ない世界でもないと思ってます。

特に天気の悪い日を避けるのと、どの山を選ぶのかは夏山以上に重要。
その選択を謝ると冗談抜きに帰ってこれなくなる世界だってのは肝に銘じとくべき。

冬山に興味はあるけど何をどうしたらいいのかわからん!な方は、とりあえず樹林帯のスノーシューツアーなんていかがでしょ。
動物の足跡を探しながらふっかふかの雪の中を歩き回る、それだけでもホントに楽しいですよ~。
色んな会社のツアーガイドあるけど、総合アウトドアメーカーのモンベルも色んなとこでやってるんで参考にどうぞ。

冬よ来い

毎週木曜日に発表される1ヶ月予報、これは日々の天気じゃなくて1ヶ月のなんとなくの傾向を予想するものです。
いつになったら快適な雪遊びができるのかと気になる中、12/24発表の1ヶ月予報による北陸の気温予想がこちら。
緑線が平年の気温推移、黒線がこらまでの実況&予想です。
1month-20151224

今週末は少し寒気が入るからちょっとは降るだろうけど、その後は目立った寒気は期待できず。
特に第2週目の高温が顕著で涙がでそう…。
まだ本格的な雪遊びシーズンはおあずけで、ぼくみたいな雪遊び大好き人間やスキー場関係者にとっては悲しい日々が続きそうです。
雪遊びしない人にとっては快適な冬なのかもしれませんが…。

元の一ヶ月予報は季節予報@気象庁から。
地方を選択すると地方ごとの細かい予報が見れて、さらに詳細な資料は予報の上にある解説資料(これは北陸版)からどうぞ。

毎月25日にはさらにざっくりした3ヶ月予報ってのも発表されるけど、かなり先の話&ぼんやりした予想になるんで参考程度でよろしくです(^^;

谷口けいさん滑落事故

大雪山系の黒岳で起きた著名登山家、谷口けいさんの滑落死亡事故。
北海道新聞ニュース

黒岳は昨冬登ったばかりなので全く他人事な気がしません…。
山頂は平坦&それなりに広かったので“山頂から滑落”は疑問だったけど、上記記事にあった“用を足すため岩陰へ”ってので納得。
風と視線を避ける場所を探して北側の谷に近づきすぎてしまったのかも。
こんな凄い人でもほんの少しの油断からこんなことになるなんて、ほんと山は怖いとこです。
始まったばっかりの冬シーズン、改めて気を引き締めないと。

電子国土Webより黒岳の地形図
kurodake-map

ちょっと記録的な台風誕生

12/11 15時に2015年で27個目となる台風第27号が発生しました。
実はこの台風、ある記録を打ち立てています。

気象庁が台風の統計を取り始めたのは1951年。
それから50年以上台風がいつできたか記録してるけど、今まで1年のうち毎月台風が発生したことはありませんでした。
詳しくは台風の発生数@気象庁で見ることができるけど、11ヶ月はあったのに!という惜しい年が何回かあっただけ。
それが今回、この27号の発生で12ヶ月毎月誕生という記録を打ち立ててしまいました!
2014年6月から毎月発生してるので連続発生記録も更新中。
だからといって、「異常気象が~」といったほどのことではないのでご安心を。

12月に台風ができること自体もめずらしいことではなく、平均的に1個くらいはできたりします。
1年のうち一番台風の発生数が少ないのは“2月”。
1-4-1
台風の発生、接近、上陸、経路@気象庁より

夏に温まった海で多くの台風が生まれ、秋から冬にかけて海が冷えるにつれて台風の数は減っていく。
海は陸地に比べて冷えにくい(&温まりにくい)性質があるので、冬になってもたまに台風ができるくらいの熱はもってたりします。
そして、年を跨いで海が一番冷え切った2月に台風も一番少なくなるって理由です。

たまに1月に台風ができると「こんなに早く台風ができた」って報道のされ方をするけど、実は「こんなに遅く台風ができた」ってのがホントの話だったりします。

さて、話は戻ってこの台風27号はどこへ行くのやら?
まだまだ日本への影響を心配するような段階じゃないけど、気が向いたときに台風情報@気象庁でも覗いてみてください。

天気図リニューアル!

天気を考えるときに欠かせない存在である天気図。
見たことないって人はまずいないと思うけど、テレビ等で登場する簡略化される前のちゃんとした(?)天気図を見たことないって人は結構いるかも。

もちろん天気図を作ってる気象庁のウェブサイトでも公開してるんだけど、そこが今日(12/9)ちょっとリニューアルしました。
気象庁ホームページで提供する天気図の充実について

見た目的なインパクトは今まで白黒だったのをカラー化しましたってのが大きいけど、他にも大事な点が3つ。( )内はこれまでの状況

  • 天気図が過去3日分見れるようになった(1日分だけだった)
  • 予想天気図の日本周辺拡大版が登場(広~い領域で日本が小さかった)
  • 実況天気図と予想天気図が同ページ内で見やすくなった(実況と予想が別ページで流れが分かりにくかった)

天気予報を理解&考える上で重要なのはカラー化よりもこっちの方。
ここ数日の気圧配置の変化と予想がこれまでより圧倒的に見やすくなったんでせひお試しあれ。
天気図(実況・予想)@気象庁

予想天気図を理解するには、気象庁が民間予報会社向けに気圧配置と全国の悪天予想についてざっくり解説してる『短期予報解説資料』を読めば効果は抜群!
地球気@日本気象株式会社気象FAX画像@株式会社アルゴスで見ることができるんで合わせてどうぞ。
解説資料の読み方もそのうちご紹介します!
そのうち…(^^;

御嶽山体験談

去年、山好きを震撼させた御嶽山の噴火災害。(登山中の被害は“事故”というべきだと思うけど)
山頂付近で噴火に遭遇したけど無事に生還した山岳ガイド、 小川さゆりさんの講演を聞いてきました。
山岳ガイド小川さゆり氏講演会@東京都山岳連盟

「亡くなった方は運が悪かった」だけで済ませては何も教訓が残らない。
素早い判断と行動で運を手繰り寄せなきゃ生き残れない。
噴火の最中、山頂で噴煙にカメラを向け続ける登山者の姿が一番“恐ろしい”光景。
非常時にいかに緊急事態のスイッチを入れることが重要かってことを繰り返し強調してたのが印象的。

体験談は手記としてまとめられたものが長野県山岳協会のサイトに掲載されてるんで、山で遊んでる人はぜひぜひ一読をオススメします。
小川さん手記「御嶽山噴火に対する思い」@長野県山岳協会

自分自身、いざってときにすぐに行動に移せるだけの緊張感と想像力を持ち続ける努力をしなきゃなと再確認するいい機会でした。
火山を扱ってるわけじゃないけど、自然科学に携わる仕事をしてる山好きとしてはもっと火山についても勉強すべきだなとも。
細々とですが、天気だけでなく山について色々なことを学ぶお手伝いをしていきたいと思います。

ほんっとに細々とですが・・・

火山とのつきあい方

2014/9/27の御嶽山噴火から1年の昨日、日本火山学会がパンフレット「安全に火山を楽しむために」を発行しました。
パンフレット「安全に火山を楽しむために」の発行@日本火山学会

火山、噴火、予知についてシンプルにまとまったいいパンフレットだと思う。
何よりいいなと思ったのが以下のフレーズ。

『活火山への登山は火山のダイナミックな営みを感じることができる素晴らしい体験です。
こうした火山とうまくつきあうため登山の準備を整えましょう。』

危険性を含む、かけがえのない素敵な体験ってのが登山。
遊びを通して自然とつき合うことでその危険性を知る準備ができるんじゃないだろか。(もちろん遊ぶだけじゃダメで、その先に繋げるべきって意味で)

たしかモンベル創業者の辰野さんだったと思うけど、「日本人はこんなに川に囲まれて暮らしてるのに遊び方を全く知らない」ってコメントを見たことがある。
自然に対して「危ないから触るな、近づくな」から育つ無関心こそが一番危ないような…。

そんなことを日々感じつつ、自然の素晴らしさ・遊び方とその危険性について広めるような活動が少しでもできないかと思って始めたのがこのブログ。
…なのに、サボリまくりな今日この頃。
何にしても継続する難しさってのを思い知る今日この頃です(^^;)

ヤマノススメ

山好きかつアニメ&マンガ好きである自分にとって、ドツボな作品といえば北アルプスを舞台とする『岳』。
山の素晴らしさと厳しさを題材にしたホントに素晴らしい作品っす。(実写版?それは早く忘れて…)
連載は終わったけど主人公の島崎三歩は長野で山岳イメージキャラとして活躍中。
山岳情報@長野県警

そして、もうひとつ欠かせないのが今回取り上げた『ヤマノススメ』。
インドア属性な女子高生が幼なじみに引きずられながら徐々に山の楽しさ、そして苦しさを知ってく話なんだけど、自分自身が山遊びを始めた頃のドキドキ感を思い出してキュンとくる!
ついでに、子供の成長を見守る親の姿もかなり気になるあたりに自分の歳を感じてしまう…w

マンガやアニメに抵抗がなくて、山遊びが好きまたは興味ありって人にはかなりオススメっす!
あと、高い&スリルだけが山じゃない。もっと色んな楽しみ方があるんだよな~ってことを再確認できる素敵な作品なんで、最近イマイチ山に対する熱が上がんない人にもオススメです。
原作もいいしアニメ版もなかなかの良作なんでぜひご覧あれ♪
ヤマノススメ(アニメ版)