公共交通でGO!~冬の武尊山~

奥さんがチビを連れてちょいと帰省することに。それじゃ当然雪山行ってきます!となったこの週末(仕事休みは日曜のみ)。
ただ、いつもと違うのが〝車を使わずに〟って条件付き。車は奥さんが帰省に使うんで公共交通機関(主に電車)で雪山に行けるか考えてみた。

埼玉在住の身として真っ先に思い浮かぶのが谷川岳だけど、天気が難あり。日本海側に面したとこは展望はまず無理そうな予想。それじゃと少し南にズラし、もしかしたら晴れちゃったり?を期待して武尊山に狙いを定める。

武尊山の冬季登山の強い味方、川場スキー場は都心からのアクセスの良さが自慢。車なら関越道(沼田IC)を降りて40分もあれば着いちゃう。

電車も比較的近くに上越新幹線(上毛高原駅)とJR上越線(沼田駅)があって、ありがたいことに無料シャトルバスもあるけど予約制で週末なもんだからすでに満席。ボツ。
ツアーバスもあるけど、着くのが10時くらいになるもんだから登山するには遅すぎる。近さゆえに早朝着の夜行便もない。ボツ。

さらに調べてみると、雪道の運転が嫌な人向けに麓の道の駅:川場田園プラザから無料シャトルバスが。なんとかここまで行けないかと調べたら路線バスがあるじゃないか!
沼田駅発07:05の路線バスに乗って道の駅着が07:40。朝一のシャトルバスが08:00だから接続もバッチリ、これで川場スキー場に行ける!

と喜んだもの束の間。
始発に乗っても07:05には沼田駅にたどり着けないことが判明。沼田駅に着く最初の下り電車が07:10って何の嫌がらせだ。次のバスは2時間後だし…

いっそレンタカーで、とも思ったけど関東のレンタカーはスタッドレス標準なんてわけもなく。
まさかの高崎エリアでもオプション装備。しかもオプション料金が高い!車本体のレンタル料とほとんど変わんないよ2○2○レンタカー!ボツ。

それなら沼田で前泊して朝一のバスに乗るしかない。駅前にカラオケ屋くらいあるだろうと調べたら驚愕の事実が。
駅前にカラオケ屋どころか24hのコンビニすらないとな。

沼田周辺は利根川や片品川の河岸段丘による高低差が大きい地形のせいで駅は段丘崖の下、街の中心部は段丘崖の上と離れた構造。おかげで駅前にはあんまりお店が多くないみたい。
ブラタモリでタモさんが色々言ってたけど駅の周りに店が少ないから注意しろとは言ってなかったよなぁ…。

中心部にあるカラオケ屋まで歩けない距離じゃないけど週末の夜に一人でフリータイムも気が引ける。
うむむ…と調べてたらなんと格安旅行のオアシス、健康ランドが駅の近くにあるじゃないか!
翌朝の食料&お湯調達に最寄りのコンビニ経由で2kmちょっと歩く必要があるけどまぁ仕方ない。
地理院地図より引用&加筆

朝にコンビニから駅を目指して歩いたらかなりの急坂。河岸段丘の段丘崖なるものをしっかりと体験できたのも思わぬ収穫、だと思うことにした。ありがとうブラタモリ。

そんなわけで。

【前日】
JRで沼田駅へ
沼田健康ランドに宿泊(2100円)

【当日・往路】
路線バス:沼田駅07:05発→田園プラザ(640円)
シャトルバス:田園プラザ08:00発→川場スキー場(無料)

【当日・復路】
シャトルバス:川場スキー場15:00発→田園プラザ(無料)
路線バス:田園プラザ16:10発→沼田駅(640円)

って行程で車を使わずに武尊山に登れることを実証してきました。

注意点としては、路線バスの便数が非常に少ないから下山の時刻管理がシビアなこと。シャトルバスは30分ごとにあるけど、路線バスは逃すと次は2時間後。おそろしや。

帰りの路線バスで一緒になった登山者さんは、やはり始発電車じゃバスには間に合わずタクシーで田園プラザに移動したとか。お値段は約4000円らしいので数人で割れるならそれもありかも。

沼田健康ランドは施設は古かったけど、2100円(入場1000+深夜1100、さらに+1000でカプセルルームも可)で泊まれて風呂も入れると思えば悪くない選択肢かなと。
浴槽はそんなに広くないけどなぜかプールがあったのにはビックリ。2コース×10mちょっとの大きさで、せっかくなんで準備運動がてら泳いでみたけど裸じゃスースーして落ち着かないことがよくわかったw

荷物運ぶのが面倒&時間はかかったけど費用的には一人で高速使った場合と変わんないし、何より週末の強制イベントである関越道渋滞を回避できるのはありがたい。冬に限らないけど、たまにはのんびり電車に揺られる山遊びも悪くないなと~と改めて感じる1日でした。
もう少しバスの便数が多ければそれなりに使う人もいると思うんだけどなぁ。もったいない。

山歩きそのものについてはまた後で。
ほとんどガスに包まれてあんまり書きどころもなかったような気もするけど…

コメント

  1. […] 前回でアクセスについて書いた武尊山。 今度はメインの山の話です。 […]

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