カテゴリー別アーカイブ: 日々の天気

日々の天気に関する話題を幅広く。ちょっと顔を上げてみれば、まぎれもなく天気は生活の一部です。

2015年12月の天候

いまさら感たっぷりだけどあけましておめでとうございますm(__)m
今年こそは思ったことを吐き出しまくるべく頑張ります!

今年の初詣は新潟の小ぶりな名峰、弥彦山の山頂でしてきました。
新潟エリアですら悲しいまでの雪の少なさだけど、標高634m(スカイツリーと一緒!)の8合目あたりからはさすがに雪道歩き。
軽くではあったけど初の元旦登山ってことで幸先のいいスタートになりました♪

そんな暖冬感たっぷりな正月明けの1/4には、気象庁による月頭の恒例イベントである前月の天候が出てます。(今回は2015/12が対象)

どんな12月だったかというと、肌感覚通り『やたらあったかかった12月』のヒトコトに尽きます。
東日本ではなんと統計開始(1946年)以降、一番暖かい12月だったとか。そりゃ雪も無いわけだ(涙)
temp201510-12

これは来るぞ!と期待してた今週末の寒気も次第にトーンダウン。
最新の1ヶ月予報でも相変わらず冬将軍はやる気なし。
冬型にはなるけどあまり長続きしないため、平年よりも気温高め&雪少なめになる予想となってます。
もはや今年の冬はこんなもんだと諦めたほうがいいのかもしれません・・・

冬よ来い

毎週木曜日に発表される1ヶ月予報、これは日々の天気じゃなくて1ヶ月のなんとなくの傾向を予想するものです。
いつになったら快適な雪遊びができるのかと気になる中、12/24発表の1ヶ月予報による北陸の気温予想がこちら。
緑線が平年の気温推移、黒線がこらまでの実況&予想です。
1month-20151224

今週末は少し寒気が入るからちょっとは降るだろうけど、その後は目立った寒気は期待できず。
特に第2週目の高温が顕著で涙がでそう…。
まだ本格的な雪遊びシーズンはおあずけで、ぼくみたいな雪遊び大好き人間やスキー場関係者にとっては悲しい日々が続きそうです。
雪遊びしない人にとっては快適な冬なのかもしれませんが…。

元の一ヶ月予報は季節予報@気象庁から。
地方を選択すると地方ごとの細かい予報が見れて、さらに詳細な資料は予報の上にある解説資料(これは北陸版)からどうぞ。

毎月25日にはさらにざっくりした3ヶ月予報ってのも発表されるけど、かなり先の話&ぼんやりした予想になるんで参考程度でよろしくです(^^;

谷口けいさん滑落事故

大雪山系の黒岳で起きた著名登山家、谷口けいさんの滑落死亡事故。
北海道新聞ニュース

黒岳は昨冬登ったばかりなので全く他人事な気がしません…。
山頂は平坦&それなりに広かったので“山頂から滑落”は疑問だったけど、上記記事にあった“用を足すため岩陰へ”ってので納得。
風と視線を避ける場所を探して北側の谷に近づきすぎてしまったのかも。
こんな凄い人でもほんの少しの油断からこんなことになるなんて、ほんと山は怖いとこです。
始まったばっかりの冬シーズン、改めて気を引き締めないと。

電子国土Webより黒岳の地形図
kurodake-map

ちょっと記録的な台風誕生

12/11 15時に2015年で27個目となる台風第27号が発生しました。
実はこの台風、ある記録を打ち立てています。

気象庁が台風の統計を取り始めたのは1951年。
それから50年以上台風がいつできたか記録してるけど、今まで1年のうち毎月台風が発生したことはありませんでした。
詳しくは台風の発生数@気象庁で見ることができるけど、11ヶ月はあったのに!という惜しい年が何回かあっただけ。
それが今回、この27号の発生で12ヶ月毎月誕生という記録を打ち立ててしまいました!
2014年6月から毎月発生してるので連続発生記録も更新中。
だからといって、「異常気象が~」といったほどのことではないのでご安心を。

12月に台風ができること自体もめずらしいことではなく、平均的に1個くらいはできたりします。
1年のうち一番台風の発生数が少ないのは“2月”。
1-4-1
台風の発生、接近、上陸、経路@気象庁より

夏に温まった海で多くの台風が生まれ、秋から冬にかけて海が冷えるにつれて台風の数は減っていく。
海は陸地に比べて冷えにくい(&温まりにくい)性質があるので、冬になってもたまに台風ができるくらいの熱はもってたりします。
そして、年を跨いで海が一番冷え切った2月に台風も一番少なくなるって理由です。

たまに1月に台風ができると「こんなに早く台風ができた」って報道のされ方をするけど、実は「こんなに遅く台風ができた」ってのがホントの話だったりします。

さて、話は戻ってこの台風27号はどこへ行くのやら?
まだまだ日本への影響を心配するような段階じゃないけど、気が向いたときに台風情報@気象庁でも覗いてみてください。

天気図リニューアル!

天気を考えるときに欠かせない存在である天気図。
見たことないって人はまずいないと思うけど、テレビ等で登場する簡略化される前のちゃんとした(?)天気図を見たことないって人は結構いるかも。

もちろん天気図を作ってる気象庁のウェブサイトでも公開してるんだけど、そこが今日(12/9)ちょっとリニューアルしました。
気象庁ホームページで提供する天気図の充実について

見た目的なインパクトは今まで白黒だったのをカラー化しましたってのが大きいけど、他にも大事な点が3つ。( )内はこれまでの状況

  • 天気図が過去3日分見れるようになった(1日分だけだった)
  • 予想天気図の日本周辺拡大版が登場(広~い領域で日本が小さかった)
  • 実況天気図と予想天気図が同ページ内で見やすくなった(実況と予想が別ページで流れが分かりにくかった)

天気予報を理解&考える上で重要なのはカラー化よりもこっちの方。
ここ数日の気圧配置の変化と予想がこれまでより圧倒的に見やすくなったんでせひお試しあれ。
天気図(実況・予想)@気象庁

予想天気図を理解するには、気象庁が民間予報会社向けに気圧配置と全国の悪天予想についてざっくり解説してる『短期予報解説資料』を読めば効果は抜群!
地球気@日本気象株式会社気象FAX画像@株式会社アルゴスで見ることができるんで合わせてどうぞ。
解説資料の読み方もそのうちご紹介します!
そのうち…(^^;

宇宙のすすめ

今週の気象ネタといえば台風15号…ではあったけど、こっちもかなり気になった!

日本のロケットH-ⅡBが打ち上げられたHTV(こうのとり)がISS(国際宇宙ステーション)に無事に到着したのはニュースで見た人も多いはず。
メカ好きでもあるぼくとしては、打ち上げのライブ中継はたまらなくドキドキする大イベントです。
インターネット技術、ほんとにありがとう!

そしてもうひとつドキドキするライブ中継が、HTVがISSにゆっくり近づきドッキングする過程。
ドッキングの成功も気になるけど、その間ずっと宇宙から見た地球を眺めることができるのもたまらない。
気象好きとしては、地球のすぐ外側から流れゆく大地や雲を眺めるもの本当に面白い。
ひまわりの画像も本当に綺麗になったけど、やっぱり手に取るような近さで眺める地球の迫力にはかなわない。

JAXAがリアルタイムで配信してた映像がyoutubeとニコニコ動画でいつでも見れるんで、興味を持った人はぜひ!
できればスマホよりパソコンみたいな大きい画面で見るのをオススメします。
HTV&ISSドッキング動画 @youtube @ニコニコ動画

ロケットに興味がある人は打ち上げの映像もどうぞ。打ち上げられたあと、地球をどう回りながら上昇していくかもgoogle earthで示してくれるんで面白いですよ~。
H-2B打ち上げ動画 @youtube @ニコニコ動画

ちなみに、トップ絵はJAXAのデジタルアーカイブから前回のHTV4号機の写真。今回のHTV5号機の写真も近いうちに公開されるはずなんでチェックしないと♪ JAXAデジタルアーカイブ

ほんと、一度は生で打ち上げを見てみたいっ!!

川遊びのお供に『河川水位情報』

今日はチビを連れて川遊びに行ってきました→嵐山渓谷バーベキュー場

バーベキュー場としての下見も兼ねてだけど、今日はあくまで川遊びがメイン。
昨日までの不安定な天気も峠を過ぎて今日はいい天気・・・かと思いきや、夜通し大気が不安定な状態が続いたみたいで朝まで雨が降ってるという悲しいスタート。

雨雲チェックはこちら→高解像度降水ナウキャスト@気象庁

まあ局地的な雨だからそんなオオゴトにはなってない&このあと天気は回復するだろうしってことで予定通り行ってたら、さすが夏休みのど真ん中。いい混みっぷりでした!
嵐山バーベキュー場

川の水位も普段に比べてちょっと増し。
川原の低い部分が水没して使える面積が減ってるのもあって余計に混雑してたっぽいですな。
嵐山バーベキュー場2

ちなみに、普段に比べてどのくらい水位が増えてたかがわかるのがこちらのサイト。川の防災情報@国土交通省

「テレメータ(雨量・水位)」を選んで、あとは地図からポチポチと観測点を選んでいけばOK。今日遊んでたあたりの水位はこんな感じでした。
河川水位情報

もちろん遊びに行く川の状況がどうかってのは直接見るのが一番だけど、行く前にどんな状況なんだろ?って思ったときのお助けにはなるかなと。
川によってはライブカメラもあったりするけど、水位観測所に比べると圧倒的に数が少ないのが難点です。
たとえば関東だとこんなサイトから→川のリアルタイム映像@関東地方整備局

ただし、川の管理者ってのは≠市町村なんで、どの川の情報がどこにあるかを調べにくいってのもかなり分かりにくい。見たかったらgoogle先生で「気になる川の名前」+「水位orライブカメラ」で検索するのが手っ取り早いかと。

川に遊びに行くとき、あとは大雨で近くの川があふれないか気になるときなんかにぜひ使ってみてください。

ひまわりを愛する人に『Himawari Cast』

前回に続いての「ひまわり8号」ネタです。
ひまわり8号の売りは「高頻度・高頻度・多チャンネル」の三本柱ですが、気象庁の公式サイトではまだ「高頻度」を味わえるコンテンツがありませんでした。
…が、ついに高頻度衛星画像のコンテンツが公開されました!

気象衛星(高頻度)@気象庁

滑らかに回る渦、もくもくと湧き上がる対流雲、流れゆく細かな下層雲…。
2.5分間隔で天気・気象好きにはたまらない景色が見れるんでほんとにオススメです!
直近の3時間分しか見れないのがちょっと物足りない気もするけど、高頻度データの負荷がキツいってことだと思うんで許してやってくださいm(__)m

もっともっと衛星画像を味わいたい、ひまわりをこよなく愛する人向けには『Himawari Cast(ひまわりきゃすと)』って手段もあります。

実はひまわりによる観測は日本だけのためじゃなく、国際的な枠組みで東アジア~オセアニア~西太平洋一帯の観測を担当してます。
そんな担当地域の国々にいちいち日本からデータを送るのは結構大変。
だったら宇宙からバラまいてしまえ!ってのがHimawari Cast。

アンテナ、受信機、パソコンとちょっとソフトを用意すれば、ひまわりの10分ごとのデータを利用可能。
しかも数値予報資料(GSM)も配信という太っ腹っぷり。
正直、ぼくもちょっとやりたいくらい・・・。

ただし、アンテナは直径3メートルが推奨サイズ!
広い庭でもないとちょっと辛い。
新しく家を建てる予定のある気象好きな人がいたら、屋上にはソーラーパネルの代わりに巨大アンテナなんていかがでしょ?

詳しくはこちらをどうぞ。
Himawari Cast@気象衛星センター

ひまわり8号のスゴ技『機動観測』

先月7/7に運用が始まった新しい気象衛星ひまわり8号、コイツの売りは『高解像度・高頻度・多チャンネル』の3本柱。
テレビの天気予報でも高頻度撮影の動画が流れたのを見た人も多いと思います。
そしてこの高解像度&高頻度の威力を最大限に高めるべく、新しいひまわりでは『機動(領域)観測』という新技を手に入れました!
今までは「地球全体」「北半球」といった感じにあらかじめ決まった領域の画像を撮るだけだったけど、機動観測は範囲を自由に動かしながらそこだけ高頻度で観測するってなスゴ技です。
このスゴ技で台風の中心を追いかけながら2.5分間隔で撮った台風13号の動画がこちら。


2015年台風13号の台風高頻度観測@デジタル台風

最初はバラバラだった積乱雲が次第に塊になり、だんだん回りながら眼がクッキリしたイケメン台風に成長する様子を猛烈な鮮やかさで見ることができます。
凄いぞひまわり8号!
ありがとうNICTデジタル台風

台風の進路予想が難しい(予想が外れることも多い・・・)のはよく知られた話だけど、どれだけ発達するかの予想も結構難しかったりします。
なかなか発達しないな~と思ったら急に発達したりすることもしばしば。
そのメカニズムは分かってないことも多いけど、この鮮明な映像にその謎を解く鍵がいっぱい写ってるのかも?って気もしてきます。

成果が台風予報の精度向上って形で現れるのはもう少し先な気がするけど、たまには難しいことは忘れて台風が成長する姿をぼ~っと眺めるのも悪くないかと。

合わせて↓で地球全体を眺めるのもなかなかオススメです。
ひまわり8号リアルタイムWeb@NICT