お天気講座 0章.はじめに

みなさんは、天気予報って当たってると思う?と聞かれたらどう答えるでしょうか。
ぼくは「かなり当たるよ~。思いっきり外れることもたまにあるけど…。」といったところです。

天気予報を考えていて“外れた”と思うとき、そのパターンは以下の3つがあります。

①まったく予想してなかった(本気のハズレ)

②可能性は分かってても確信が持てず、その予報にしなかった(信頼性のハズレ)

③予想通りだけど、予報でうまく表現できなかった(表現のハズレ)

普通の人からすると全部同じハズレですが、少しコツを掴むと③のハズレは自分で回避できるようになります。
たとえば夕立のように、ごく狭い範囲で天気がガラッと変わるような時がこのパターン。

「天気予報で雨だといってたから傘を持っていったのに全然降らなかった!(怒)」となるか、「あっちは降ったみたいだけど、運よく自分は降られなかったな~(喜)」となるかはあなた次第。
上級者ともなれば「レーダーを見て雨雲の隙間を走るから傘などいらん!」といった選択肢も出てきます(笑)

続いて、天気の中にも技術的な限界から予想しやすい天気と予想しにくい天気があり、そのことを知っていると②のハズレが起きそうな匂いも感じれるようになります。

先ほどの夕立の例は②のハズレにも含まれますが、他には梅雨時や台風が近づいてくるときの天気などが該当します。(本当に難しいんです…涙)

そして①のハズレ。観測技術やコンピューターによる予測技術が発達した現在ですが、それでも「えっ!?」と思うようなことは無くなりません。

予報を出す立場の人間がこんなことを言うと言い訳になってしまいますが、“予想できて当たり前”という気持ちはちょっとだけ控えめにして、自然現象に対する謙虚さも持ち合わせてもらえればと思います。

それでは前置きはこの辺にして、次回から本題に入っていきます。

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