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冬型の強さは寒気×海水温

ついに冬がきた!状態が始まった今日の衛星画像。いい感じに日本海には筋状の雲がびっしり。今回の寒気はかなり強い上に長続きしそう。vis_20170111-1200

13日にひと休みした後、14~15日が寒気のピークになる予想で、全般気象情報でも「とりあえずの13日まで。さらに14&15日も。」といった内容になってます。fefe_20170110-12

何かしらの条件をつけて「○○ぶり」や史上最強みたいな枕詞をつけて煽るような解説は好みじゃないけど、数年に一度クラスの寒気がくる&居座るので気を引き締めるべきってのは間違いないかと。
例えばこんなの→今シーズン最強で最長の寒波襲来へ@tenki.jp

さてさて、今回みたいな冬型気圧配置の時に出てくるのが「上空○○メートルに◎度の寒気が」や「大雪の目安となる◎度の寒気」みたいな解説。
重要かつ分かりやすい(=解説しやすい)指標なんでよく使うけど、寒気の強さ以外にももうひとつ重要な着目点が。

冬型による雪雲は、カラッカラに乾いた&キンキンに冷えた大陸からの寒気が、(相対的に)ポカポカに温かい日本海からたっぷり熱と水蒸気をもらって発達します。
冬の露天風呂を思い浮かべて、外が寒ければ寒いほど、そしてお湯が熱ければ熱いほど湯気が多くなるってことを考えればしっくりくるかなと。

色んなとこで解説されてるように今回の寒気は第一級。
じゃあ日本海の様子はどうかというと、海水温&平年差がこちら。sstd_nk20170110sstd_anom_nk20170110

北海道くらいしかまともな寒気がきてない今シーズン、日本海はまだ冷め切らずにポカポカした状態。
ここにしっかりした寒気が流れ込むもんだから、かなりしっかりした雪雲になりそう。

こうなると多少の山は乗り越えて、並の冬型よりも内陸側まで雪が降ることに。
日本海側に面した山域だけでなく、もっと太平洋側の山域でも雪や吹雪への心構えが必要になります。

ここまでわかりやすく悪天だとさすがに無理する人はいないと思うけど、山に限らず「まあなんとかなるっしょ」ではなく「ホントに大丈夫かな?」の心構えで行動することをオススメします。
のんびり過ごす人は衛星画像で楽しみましょ。

ただ、タイミングが悪いとことに、寒気のピークとなる14&15日はセンター試験。
場所によってはどうにもこうにもならない状況になることもあると思うんで、受験生も「いざとなれば追試日程があるさ」を頭にいれて落ち着いて挑んでください。
どんな状況であれ、「絶対に○○しなきゃダメ!」は落ち着いた判断の大敵なので。

12月の沖縄旅行

先週は10数年ぶりの沖縄に行ってきました。
早く雪山に行きたいとこだけど、たまにはこんなのもいいかなぁと。

こんな季節はずれ?な南の島旅行にあたり、役に立ちそうな資料のご紹介です。

まず、沖縄に限らず、南北に離れたところに行くときに必ず遭遇する「何着ていけばいいの?」問題。

観光情報雑誌やサイトをみればまず書いてある話ではあるけど、実際に何度くらいなのか、住んでるところじゃいつ頃並みなのか、知りたい人には過去の気象データ検索@JMAがオススメ。

名前の通り気象庁の持つ過去の観測データを見るとこだけど、月、旬(10日)、半旬(5日)、日ごとの平年値なんかも見れるので「○○の△月って平年じゃ何度くらい?それって◇◇のいつ頃の気温?」を調べることができます。
あくまでも“平年値”であって、日々の寒暖の変化をならした値なのでそのまま使えるわけじゃないけど参考にはなるかと。

続いて南の島で気になるのが「まだ泳げる?」問題。
ここは日別海水温@JMAをチェック。
日毎の海水温分布のほか、平年に比べてどうなのかも見れてなかなか便利。

今回の旅行だと海水温は平年より数度高く、26度前後。
プール遊泳だと水温+気温が50度くらいが目安になるらしく、ちょっと冷たいけど天気がよければ泳げちゃうよね、な感じ。

実際、日中は25度近くなって半袖Tシャツな陽気。
海沿いは多少風が近いけど薄手の長袖羽織れば問題なし。
砂浜も裸足でちょうどよく、足だけ海に入ったけどこれなら泳いでもいいな~といった感触でした。
(泳ぐ気満々で水着持参してたけど、うまく時間を確保できず未練を残す結果に・・・)sstd_ec20161205sstd_anom_ec20161205

一般的に温まりやすく冷えやすい大気と温まりにくく冷えにくい海の中じゃ季節が少しズレるけど、海流の影響でズレるどころかかけ離れた状態になることも。
特に暖流と寒流の境目であり、黒潮の影響も大きい南関東~伊豆あたりは真夏だとしても天気&気温にだまされないように要注意です。
前出の日別海水温@JMAでもいいけど、このエリアだと関東・東海海況速報@神奈川県水産技術センターの資料が詳しくて使いやすいです。

たとえば今年8月頭の水温はこんな感じ。
だいたい25度くらいで、水温だけでいえば12月の沖縄より冷たかったりします。sst-kanagawasuisan_20160801

こんな感じで妄想を膨らませたあとは直前の天気予報を確認。
そして最新の天気図ひわまりリアルタイムwebの衛星画像を確認していざ空の旅へ!
どんな雲が見えそうかの予習は雲ウォッチングの楽しみを数倍にしてくれます。
そんなわけで、飛行機に乗るときは窓際席の確保が最重要。

席を予約するときは
・その航路ではどっち側に何が見えるか
・窓がある席か、翼が邪魔にならないか
・日差しを浴びる時間&向きじゃないか
あたりがチェック項目。

景色は地図を見ればだいたい分かるといえば分けるけど、予約ついでに空から見える景色のご案内@ANAも見とくとさらにイメージしやすいかと。

あとはどんなに空好きでもずっと太陽の日差しを浴びるのは辛いので、時間と向きから考えて逆光になる側の席は避けた方が無難です。
今回はお値段優先で遅めの便にしたから雲ウォッチングができた時間は短かったけど、久しぶりの空旅はやっぱり楽しかった!
成田とかに住んでれば空を眺めるためにLCCで飛び回ってたかも。okinawa02

最後に、12月の沖縄で忘れちゃいけないのが北部の主要観光スポットである美ら海水族館(&海洋博公園)の休館日の存在。
≪営業時間・料金@美ら海水族館≫
年末年始も営業してるけど、『12月の第1水曜日とその翌日』だけが年に一度の設備点検の日として休館日。
ぼくがこの休館日の存在に気付いたのは沖縄行きの3日前。
3泊4日な行程のど真ん中が休館日でちょっと泣きそうになりました・・・。
帰りが夕方便にしてて本当によかった!
空いてて安いけどまだあまり寒くないという理由で12月頭の沖縄を狙う人はくれぐれもご注意を。