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低気圧、できる?できない?

今日明日の天気予報でとっても頭を悩ませるのが、14日に本州のすぐ近くでできるかもしれない低気圧。
今のところ予想天気図ではぼんやりと等圧線の凹みだけ書かれてる緑枠のあたりです。

数値モデルさんは下層の暖湿気が入るし、循環もそれなりにハッキリすると主張してらっしゃる。

でもでも。上層の流れとの対応が非常によろしくない!

日本海の低気圧(青枠)とちょっと南側の低気圧(赤枠)は、上層のトラフと下層の暖湿気がバッチリ手を結んで文句なしの低気圧として採用。
さて、それじゃ緑枠をどうしてくれようか・・・。
ホントにできるの?できるとしたらどのくらいハッキリするの?
お前がどうなるかで関東の天気が全然違うんだけど!!
そんな葛藤が今日の予想天気図には込められてます。

こういった下層の暖湿気が中心としてできる低気圧(低圧部含む)は場所や発達具合の予想がなかなか難しく、天気予報が外れる元にもなる嫌なやつ。

そんなモヤモヤをかかえた14日のあと、ちょっと遅れてやってくる紫色のトラフが追いつくと低気圧はひとまとめにグリグリ発達。
メリハリのある分かりやすい気圧配置になる予想です。

こいつはこいつでどこまで本州に近づくか、どこまで北から寒気を引きずり込むかで判断が悩ましいところ。
もしかすると15日に関東で雪が降ったりするかもしれないけど、今の段階だと可能性があるかも、としか言いようがない状況。

これから数日は天気図と予報がどう変わっていくか、そしてどんな結果になるかを楽しんでください。

予報がハッキリしてくれなきゃ困る!という人には申し訳ないけど、こんなときは不確実性が大きくなるのは今の予報技術の限界としか言いようがないです・・・。

天気図の「低」はなに?

いきなりクイズ。
昨日(7/22)の18時と21時の天気図で大きく変わったのはどこでしょう?

spas_20160722-18spas_20160722-21

正解は…太平洋にある「低」が「熱低」になりました!
(その上の小さな「低」も消えたけど、こっちは重要じゃないんでスルーで)

それでは続いて第2問。
「低」が「熱低」に変わった、その意味は?

えーと、「低」は普通の低気圧(温帯低気圧)、「熱低」 は熱帯低気圧だから…低気圧が熱帯低気圧に変わった!

と思った人がひとりでもいてくれれば今回のネタを書いた意味ありです。

18時の「低」をよく見ると、低気圧にはあるはずの何かが足りません。
それは、低気圧の中心を示す「×」です。

今回の「低」、実は低気圧ではなく「低圧部」を示すマークでした。
周りに比べて気圧が低いし雲もしっかりある。でも中心がハッキリしない…な時に登場するのが低圧部。
見分けるポイントは中心「×」があるかどうかです。

というわけで、今回のクイズの正解は
「モヤモヤしてた低圧部の中心がハッキリして熱帯低気圧としてリニューアルした」
でした。

この熱帯低気圧、この先さらに発達して明日朝には台風になるかもという予報も出てきました。 台風情報@気象庁

もし台風になったとしてもまず日本に影響はない場所なので、安心して中心がどこか探してみてください。
発達初期の熱帯低気圧や台風の中心を決めるのは結構難しい作業です…。
気象庁の衛生画像だとかなり端っこ。
じっくり眺めるにはひまわりリアルタイムWebからどうぞ。
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